娘、「カマキリ博士」になるってよ

娘(小4)の夢が、ついに決まりました。
「カマキリ博士!」
……急に専門職。
6歳のときは「虫博士」ってざっくりしてたのに、推し虫が決まった瞬間、人はここまで一点突破できるんですね。オタクの成長を見た気分です。
Contents
検索したら本当にいた
「いやいや、そんな博士おるん?」と軽くググったら、秒で出てきました。
しかもたくさんイベントされてる。検索1ページ目をジャックしてる博士、強すぎる。
娘の将来像が一気に「絵空事」から「実在のモデルあり」に格上げされました。
謎の「昆虫合宿」に吸い込まれる
サイトを眺めていたら、目に飛び込んできた文字。
「昆虫合宿」

画像はカマキリ博士のサイトからお借りしました(https://x.gd/2kKMs)
合宿て。
サッカー部か。
でも内容は、1泊2日で虫を捕まえて観察しまくるという、虫好きにとってのディズニーランド。
「え!?虫いっぱい取れる!?やったあ!」
娘のテンションが、炭酸のフタを開けた瞬間みたいにシュワーッと爆上がり。
残り1枠にギリギリすべり込み、いざ兵庫県のハチ高原へ!!
冬はスキー場、夏は虫パラダイス。
山の緑が「ウェルカム昆虫沼」と言ってました。

博士のオーラにビビる
現地で初めてお会いした博士。
開口一番、「うわ、エネルギーが人のかたちして歩いてる!」と思いました。

昆虫愛、カマキリ愛、生命力。全部フルスロットル。
最初は圧にびびってた娘も、気づけば博士の後ろをぴったりマーク。
ボディーガードやん!
虫まみれの一日
小雨の池でアメンボとミズカマキリを見つけ、娘は「大発見した研究者」の顔。
夜は花火と一緒に巨大な蛾に出会い、テンションはさらにアップ。

ミズカマキリ⬆️
極めつけは、オスとメスのオオカマキリを、その場で博士が“結婚”させるという神業。
「こうやったらうまくいくんです」って、
さすが『カマキリの結婚の研究を論文にまとめた』だけある博士!
そんな料理番組みたいに言われても!
子どもたちは歓声、娘は連写モード。推しカプ成立の瞬間を逃しませんでしたよ。

親たちの情報交換会
参加していたのは未就学児や中学生も。
あるお母さんが「受験なのに虫ばっかりで勉強が…」とこぼすと、私は勢いでこう言ってしまった。
「夢中になれるトガリは、強さです!」
……完全に熱血教師のノリだった。反省はしていない。

ちなみにその中学生男子が、私がトカゲ好きと知るや、赤ちゃんトカゲを4匹くれました。
今、うちで元気に育ってます。人生なにがあるかわからない。
博士は夢を叶えた人
渡辺先生は、子どもの頃にカマキリと出会い「カマキリ博士になりたい」と思い、そのまま夢を叶えた人。

・カマキリ研究で博士(農学)に
・「昆虫と気象条件は関係ある」と気づいて気象予報士も取得
・今や大学や講演で引っ張りだこ
「見た目で“気持ち悪い”と切り捨てるのではなく、ちゃんと彼らがいる意味、役割を知ってほしい」
そう語られる姿に、ただただ胸が熱くなりました。
正直ゴキブリはまだ怖いけど、ちょっと歩み寄れる気がした。
娘の未来、ますます楽しみ
合宿を終えた娘は「博士になる!」とさらに意志を固め、カマキリ2匹を連れて帰宅。
一週間後には広島講演にも参加して、二週連続で博士から昆虫愛を浴びるという贅沢。

カマキリどーこだ!
親としても、自然と夢にこんなに全力で向き合える機会をいただけて、本当にありがたかったです。
来年もあるってよ
カマキリ博士の昆虫合宿、来年の夏も開催予定らしいです。
虫好きキッズとその親御さん、ぜひどうぞ。
ただし帰り道、手荷物にカマキリとトカゲが増える覚悟はしておいた方がいいです。(veryvery可愛い)