【葱イラストパクリ事件 vol.15/最終回】〜裁判終了しました!編〜
これまでの関連記事はこちらにまとめています → 【葱イラストパクリ事件 まとめました】
葱の描いた鈴木誠也氏イラストを使って商品作って売っちゃったよテヘペロ!いう方を「コラコラなにしとるんじゃい」と弁護士の呉先生と一緒に成敗するお話(ノンフィクション)です。
Contents
第5回口頭弁論
1月10日(水)第5回口頭弁論。裁判所からの和解提案を受けて、この日は話し合いになるだろうと思われましたが、はたしてS氏は出頭するか。さあどうか。
「おそらく来ないだろうなぁ」と思われ(今までのことがあるので誰も「S氏来る」と思わなくなった^^、、HAHAHA)、
「今回は意思の確認をして、次回持ち越しかな」と、呉弁護士と話していた矢先、期日直前になってS氏から回答書のFAXが届きました。
S氏初めて謝罪する
これまでのS氏の主張は、著作権と商標権をごっちゃにしたイミフな回答や
「イラストは加工されており原告のものとは違う」だの
「過度な要求はやめていただきたい」だの(改めて何言ってんだと言いたくなるな!!)
攪乱させるような言動ばかりでした。
それが今回急にトーンダウンして文中に初めて謝罪の言葉が。
「原告に不愉快な気持ちやその周りの方にご迷惑をかけてしまったのは申し訳ない」
フアーーーーーーーーイ ついに謝ったどS氏!!!!!!!!!!!!!!!
ちょっともう、なぜそれをはじめから言わないのよ…!!!!
たとえ、イラストは「もらった」という主張が本当だったとしても、結果『原告のイラストを使って作成したステッカーを販売していた』わけですよ。それについてはまず謝る!これあたりまえのことだよ。主張があるならそのあとでしょうよ!
また
「原告がいう謝罪というのはどうゆうものか教えていただきたい」
とありました。
え、なになになに???
なんだそれ?????(^^、、)
いや、さっきあなたが書いていた「原告に不愉快な気持ちやその周りの方にご迷惑をかけてしまったのは申し訳ない」これですよ。
この言葉が一度もなかったでしょあなた。
じゃけ我々は一層怒っとるのよww
そいでまた、これまで「イラストはもらった」の一点張りで、わたし「きざみ葱」に著作権があるのかさえ疑うような主張が多々あり(なんだそれー)、我々を激怒させていましたが、この度「原告著作権所有の本イラスト」と認めていました。
じゃろ???? わしの絵じゃろ?????
そして最後に「慰謝料を払う意思がある」と書いてありました。
ハーーーーーーーーーー ここまで長かった…
これで一気に解決へ。
裁判官がその場で電話
やはりS氏が出頭してなかったので(だよねー。知ってた^^w)、裁判官がその場で電話をかけてくれました。
そこであらためて謝罪の言葉があったようで、具体的な損害賠償の話をしてもらい、決定しました。
判決内容
判決主文は以下のとおりです。
「被告は、原告に対し、本件損害賠償債務として支払い義務があることを認める。」
や っ た
我々の主張が認められました。
長かったーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーー
みんな!みんな終わったよーーーーーーーーーーーーーーーこの思い切り長い裁判が終わったよーーーーーーーーー!!!!!!!!!
裁判終わりました…
終わった……(ぐったり)
なんだかもう、毎度毎度「ハア?!」の連続でございましたが、この度の【イラストパクリ事件】、良い経験になりました。
著作権について改めて勉強になったのはもちろん、もうひとつ、弁護士さんとのやりとりに毎度「すっげ!すっげ!」となっていました。
自分の思いを弁護士さんに思い切りぶつけたら、それをキチンと吸い上げ、法律にのっとった言葉で、相手にキッチリ伝えてくれる(それがお仕事だけど!)、それまとめた書類の量が毎度ゴッソリ半端ない量あってですね…!
「呉弁護士に伝えた、私の思いがこんな言葉になって相手に届くんや…!」と感動しつつ、「この書類貰ったら顔面蒼白なるわ」てなる内容で寒気もよおしたり(笑)
これは呉弁護士の力でもあると思いますが、ほんと「弁護士ってかっこええな…!」(乏しい語彙力)となりました。
私と同じようなパクリ被害に遭った方、
相手にイライラしながらも、本気で「ワレなにパクりよんなら」と斬りにかかれば、きっと解決に至ります。
また、そんな経験はないけど、少しでも「インターネット上でもちゃんと著作権があるんだよ」ということをみなさんに知ってもらえるきっかけになれば、なおうれしい!
著作権侵害ダメ絶対。
著作権侵害、
するほうは案外軽い気持ちで「ちょっとくらい、まあいっか」と勝手に著作物を持っていって、印刷したり販売したり自分が描いたもののように公開したり…しているのかもしれません。
でも、それって立派な犯罪です。法で罰せられます。
「知らなかった」じゃ済まないんです。「ちょっとくらい…」の気持ちでやったって、裁判所はそれを認めません。
同時に、著作者を傷つけます。
じゃけえ、
人のためにも自分のためにも、著作権侵害やめようね。
最後に。
ずっと記事を最後まで読んでくださった皆様、「しんどかったですね」「許せない…!!」と一緒になって裁判の状況を見つめてくださった皆様、本当に本当にありがとうございました!! 「クッソーーーー」と荒れそうな心が、皆様の励ましのお声などのお陰でじんわり癒されました。沢山の方に見守って頂きワイは幸せもんや…!涙
そして、呉弁護士!大変大変お世話になりました!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします、ありがとうございました!
著作権侵害ダメ絶対!!!