似顔絵をリメイクしてほしい!10年越しの再会から完成した赤いスーツのイケてるおじさま

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10年ぶりの再会から始まった似顔絵リメイク
メールボックスをチェックすると、こんなご依頼が届いていました。
「10年以上前に描いていただいた似顔絵を、今の自分らしくアレンジしてほしい」
……え!? 差出人は、あのSさん!!
10年以上前に似顔絵を描かせていただいた方からのメールに、思わず胸が熱くなりました。
まさかの再会に、テンション爆上がりです。
久々にご連絡をいただけたことが嬉しくて、まるで時を飛び越えてまた再会できたような気持ちになりました。
届いたリクエスト
Sさんは、完成イメージをとても丁寧に文章で伝えてくださいました。
- 年を重ねた「イケてるおやじ」
- 渋さ漂う服装から、思い切ったカラフルなステージ衣装へ
- 人生の主役はこれから、自分は挑戦を続ける存在でありたい
- 憧れの自分を、そこに描いて欲しい
その言葉を読みながら、ひとつひとつのフレーズに込められた熱量を感じました。
最後に添えられていた「きざみ葱さんが見て、こんなおやじなら会ってみたいと思えるような姿で」というリクエストが、私の背中を押してくれました!
前回のイラストは可愛らしい雰囲気で描いたので、こちらをブラッシュアップします。

イメージをふくらませて
こから私なりに考えたのは——
- 「イケおじ感」を出すため、等身をほんの少し高めにしてみる
- ステージに映える楽器はやっぱりグランドピアノ
- 顔と鍵盤部分を強調し、存在感を前面に
こんな提案をお伝えすると、Sさんは「思いを受け止めてもらえて嬉しい」と快く承諾してくださいました。
その言葉が制作への大きなエネルギーになりました。
よおし!方向性で制作を進めるぞー!!
やり取りを重ねて
帽子をかぶるかどうか。
鍵盤の上を滑る指先の動き。
スーツの色は思い切って赤に…。
など、なんどもやり取りを重ねて、ようやく完成した似顔絵を見て、私自身も「赤いスーツがこんなに似合うなんて!」と胸が高鳴りました。
そんなやり取りを何度も重ねて細部を一緒に形にしていきました。
そして完成した似顔絵!
赤スーツがめちゃくちゃ似合う“カッコいいイケおじのSさん”になりました。

Sさんから「とても素敵に仕上げていただいた」とお言葉をいただき、心の中でガッツポーズです。
良かった〜!
出会いの思い出がよみがえる
そもそもSさんと出会ったのは、私がよく通っていたカフェ。
そのご縁で似顔絵を描かせていただき、
さらに「お礼に」と、Sさんのバンドの皆さんが私や友人のためにライブを開いてくださったことがあります。
あのときの空間、あのときの音楽。まさにあれは青春の一ページ…!!
思い出すだけで胸が熱くなる、宝物みたいな時間でした。
今回似顔絵を描きながら、その記憶が鮮やかに蘇ってきました。
似顔絵を描くことは“ひとり”と向き合うこと
似顔絵って、その人ひとりに全力で向き合うことができる、すごく特別な時間。
だからこそ、今回のように再びご縁をいただき、今の姿を描けたことが本当に嬉しいです。
Sさん、改めてありがとうございました!